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イソフラボンの化学構造はエストロゲンに酷似

イソフラボンは、大豆に多く含まれる抗酸化物質「ポリフェノール」の一種で、特に大豆の胚軸の部分に多く含まれています。

化学構造が女性ホルモン「エストロゲン」と酷似しているため、体内でエストロゲンと同じ働きをします。 そのため「植物性エストロゲン」とも呼ばれています。

エストロゲンが正しく働くためには、体内で生成されるエストロゲンレセプター(受け皿)とドッキングする必要があります。

イソフラボンはエストロゲンと化学構造が似ているため、レセプターが間違ってドッキングしてしまい、エストロゲンと同じ作用をもたらすのです。

エストロゲンの分泌量が不足しているとき、イソフラボンは「エストロゲン様作用」をもたらしますが、エストロゲンが過剰分泌されているとき、イソフラボンがレセプターとつながり、エストロゲンの働きを抑制します。
これを「抗エストロゲン様作用」とよびます。

エストロゲン分泌量の減少により起こる体の変化として、「PMS」を挙げることができます。 PMSとは月経前症候群のことで、頭痛、腹痛、めまい、不眠などの症状を伴います。

毎月排卵時に、女性の体内のエストロゲン濃度はピークに達します。 その後月経に向けて、エストロゲンの分泌は大幅に減少していきます。

この女性ホルモン量の急激な変化によりPMSが引き起こされます。 イソフラボンを毎日適量摂取することで、体内のエストロゲンの分泌バランスを保ち、PMSを軽減することができます。

エストロゲンの過剰分泌によって引き起こされる問題に、「乳癌」を挙げることができます。 エストロゲンのほかにも、「プロゲステロン」という女性ホルモンが存在し、この2つの女性ホルモンはバランスを保ちながら分泌されています。

プロゲステロンには乳癌を抑制する働きがあり、女性には特に大切なホルモンです。 しかし、エストロゲンが過剰に分泌され、体内でプロゲステロンよりもエストロゲンが優勢になると、プロゲステロンの働きが弱くなり、結果的に乳癌発症のリスクが高まってしまうのです。

イソフラボンには抗エストロゲン作用があるため、過剰な量のエストロゲンが、エストロゲンレセプターとドッキングするのをブロックしてくれます。

加えて、イソフラボンの活性力はエストロゲンの1000分の1から10000分の1であるため、イソフラボン自身がエストロゲンレセプターと結びつき、エストロゲンの優勢状態を緩和してくれます。

このようにして、エストロゲンとプロゲステロンの分泌のバランスを保ち、体の健康を維持してくれます。