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グリコシド型のイソフラボンは吸収されにくい

イソフラボンは、大豆に含まれるポリフェノールの一種で、その量は大豆の0.2~0.3%ほどしかない、とても貴重な成分です。

体内でエストロゲンと同じ働きをするため、「植物性エストロゲン」とも呼ばれており、体の健康を維持するために大きな役割を果たします。

体に与える益としては、女性の場合PMSの軽減、月経周期の安定化、更年期障害の緩和などを挙げることができます。 男性の場合、前立腺癌の予防や薄毛の予防を挙げることができます。

また、ポリフェノールの一種なので、抗酸化作用に富んでおり、肌のアンチエイジング効果や潤い保持効果もあります。

しかしすべてのイソフラボンが、直接体に吸収されるわけではありません。 イソフラボンは「アグリコン型」と「グリコシド型」に分けることができ、体に直接吸収されるのはアグリコン型のみです。

アグリコン型は分子が小さいため、またバリアとなる「糖」と結合していないため、消化酵素によって消化されやすく、容易に体に吸収されます。 主に胃や小腸で吸収され、摂取してから2時間ほどで体に吸収されます。

逆に、グリコシド型イソフラボンは、納豆や豆腐に多く含まれていますが、糖と結合しているため、これらの食品を摂るだけではイソフラボンを吸収することはできません。

原因はその「化学構造」にあります。女性ホルモン・エストロゲンが体内で働くためには、エストロゲンレセプター(受け皿)とドッキングしなければいけません。

アグリコン型イソフラボンは化学構造がエストロゲンと似ているため、エストロゲンレセプターがエストロゲンと間違って結合してしまい、その結果、体内でエストロゲンと同じ働きをします。

グリコシド型の場合、糖がくっついているためそれが障害になり、エストロゲンレセプターと結合できずに、体の外に排出されてしまいます。

エストロゲン様作用をもたらすためには、グリコシド型イソフラボンに結合している糖を外す必要があり、そのためには「腸内細菌」が必要になります。

腸内環境を整え、腸内細菌を増加させることで、アグリコン型とグリコシド型、どちらのイソフラボンも効率的に吸収することができるようになります。

発酵食品や食物繊維を摂取することで、腸内環境を整えることができます。 ネギやゴボウなどの野菜を多く摂り、和食中心の食事をすることが有効的です。イソフラボンの1日に必要な量はこちらに書いてある通りなので、摂取目安量を参考に毎日の食事から摂っていきましょう。

また腸内環境を良好に保つために、ストレスの少ない生活をすることも重要です。

腸内環境と自律神経は大きく関係していますので、自律神経を安定させるために、リラックスして過ごす時間を確保することや、ストレスを発散する方法を見つけることもとても大切です。